ショップ店員は営業職です

関西の某商業施設で約10年ほどショップ店員として働いていました。私はショップ店員は営業職だと教わり、そう思って働いて来たことでの体験です。ショップ店員というと店内のディスプレイをコーディネートしたり、お店を訪れたお客様に接客販売する仕事が主だと思われるのですが、実は裏でもっと細かい仕事があります。それは顧客管理、新商品の案内、そして来店のアポイントです。こう言った地道な努力が売り上げにつながります。とにかくお客様に来店して頂かなければ商品は売れませんので、あの手この手で来店してもらうようにアプローチをかけます。お誕生日カードなどはもちろん、顧客リスト上位の人のお誕生日には必ずお花を贈っていましたし、私の勤めていたショップの店長は顧客をお食事に誘って、次のシーズンの新作を予約販売していました。

毎月給料日の前になるとショップ内の電話で顧客に売れ筋商品のセールスをします。ショップ店員はお店から出て営業をすることはないですが、お客様にお店に来て頂くためにあの手この手を駆使するやり方はクラブなどの飲食業に似ているのかもしれません。私が働いていたのはまだ景気のいい時だったのですが現在はもっと厳しいと思います。積極的に営業しないと商品は売れないでしょう。また、ネット通販などで店舗に来ないで買い物ができる時代だから尚更です。お店で待っていてお客さんが来るような時代はとっくに終わっています。私の時はダイレクトメールだったのですが、現在はメールやLINEでお客様に連絡して来店して頂くというふうに聞きました。

まあこういったことはどこの営業職でも訓練されると思いますが、結局私が一番大事だなと思ったのは、やはり笑顔と明るさと気配りですね。これはどの業界にも通じる基本だと思います。ショップ店員でもこう言った人は顧客が多かったですし、お客様の方から訪ねて遊びにきていました。ファンが多かったですね。こういう人は売り上げもトップクラスで出世もします。やはり基本が大切だと思います。