スーパーやデパートの食品売り場に行くと、様々な店頭プロモーションが展開されています。お店を足を運んだ人に直接アプローチできたり、購入決定を促すことができるなどが、店頭プロモーションを実施するメリットとなります。競合他社商品と同じ棚に並ぶ自社商品を、いかに店頭でアピールするかは、広告を活用するのと同時に行っていきたい宣伝活動です。今回は店頭プロモーションについて、その種類をご紹介していきます。

まず店頭で最も多く見かける種類のひとつと言えるのが、POP類です。商品棚や商品付近にPOPを設置することで、商品が目立ちやすくなります。また商品説明や売りのキャッチコピーで、購入を促進できます。同じく商品周りで活用されているのが、小型モニタによる動画を使った店頭プロモーションです。音声と動画で商品をアピールするもので、ＰＯＰよりも注目を集めやすいメリットがあります。動画の内容は様々に検討でき、デモンストレーションや使い方説明なども可能になります。

人を介した店頭プロモーションで広く行われているのは、実演販売です。商品を使った料理方法などをデモンストレーションすることで、購入を促していきます。同時に試食を行って、実際に試してもらえる機会を作って購入促進を狙います。人を介して行う店頭プロモーションでは、サンプリングもよく活用されています。実際に試してもらうことで、商品特性や魅力をしっかり伝えられる方法です。このような方法でより規模を大きくして行う店頭プロモーションとしては、イベントがあります。実演や試食やサンプリングを適宜行ったり、商品アピールに繋がる体験の提供などを行っていきます。
どんな店頭プロモーションを実施するかは、予算や目的に合わせて選ぶことになります。発売当初と定番品となった後の販売促進とでは、選ぶ施策も違ってきます。また商品特性や競合他社商品の動向なども意識して、適切な店頭プロモーションを実施していくことが大切です。